ユニバーサルシリアルバスを略してUSBと呼ばれる規格は今や世界的な標準規格としてパソコンやスマートフォンその他ガジェット類の接続の為に用いられているため見たことがないような方は先進国であればまずいないくらいになりました。
そんなUSBは発展していく中でパソコンだけでなくスマートフォンにも使われるなど勢力を拡大しているわけですが、その一方で使用機器があまりにも多すぎるためパソコンに標準であるUSBポートだけでは差し込み口が足りなくなってしまうという問題が発生するようになっています。
そこで登場した画期的なアイテムがUSBポートを外部接続機器として増やしてくれるUSBハブと呼ばれるもの。USBハブは持っておくだけでもとても便利なアイテムですが、たくさんあって選ぶのが大変です。
今回はそんなUSBハブに着目し、エレコムやサンワダイレクトのほか色んなメーカーから出ているおすすめUSBハブや選び方のポイントなどを解説していきたいと思います。
パソコンの接続機器を増やすのに便利なUSBハブ
USBハブはパソコンやスマートフォンの周辺機器を接続するためのポート数が足りないときに便利な外部接続機器として日々世界中の人から愛されているもの。
デスクトップパソコンの場合はフロントと背面のUSBポートを合わせるとたくさんあるため足りることもありますが、ノートパソコンなら接続ポートが2,3個しかないこともあり必須となってしまいます。
そんなUSBポートの必要数を私が使っているもので換算したらこれだけありました。
マウス
マウス2
キーボード
ペンタブ
マイク
マイク2
ゲームパッド
オーディオインターフェイス
USBハブ
外部HDD
スマートフォン
このように通常のUSBポートだけでは明らかに足りていないことがわかります。皆さんも色々と接続したいと考えたら間違いなく足りないですよね。そう考えるといかにUSBハブが便利なものであるかか伺えます。
USBハブの人気おすすめベスト3選
Anker USB3.0 ウルトラスリム 4ポートハブ
モバイルバッテリーで有名なAnkerが2015年に発売して以来これまでずっと人気上位をキープしているバスパワータイプのUSBハブ。
4個のポートを備えながらコンパクトかつスリムなボディを持ち、重さがたったの35グラムしかない超軽量になっています。
高い堅牢性を持つ短いケーブルがUSB3.0で非常に速い転送速度を支えることでHD動画でも素早い転送が可能に。
短めのケーブルはちょっと嫌・・・に感じますが逆にテーブルに置いても目立ちにくく使えるのでおすすめです。
iBUFFALO 4ポート バスパワー スタンダードUSBハブ ブラック BSH4U25BK
短すぎず長すぎない10cmのケーブルを持つバッファロー製4ポートハブです。スティックタイプのデザインは無駄を一切省いてポート接続口を増やすことだけに着目した作りになっていてとても機能的に感じます。
こんなシンプルな見た目をしていながら電磁ノイズを低減するための基準にもクリアしているためノイズに対する耐性もついており、合わせ買いで数百円で購入できるというとんでもないコストパフォーマンスになっています。
リバーシブルデザインでつける場所を問わない設計を持ち、無機質にみせておいて実は選べるカラーがブルー、ピンク、ブラック、ホワイトの4つあるというのも購買欲をそそりおすすめです。
準アルミ製で角のないシルバーカラーが美しく、アップル製品との相性が明らかにいいことがわかるUSBハブです。
Macパソコンとの相性がいいのはもちろんシルバーがキレイなのでその他周辺機器や同じ色系統を持つ場所で使ってもきれいに映えることでしょう。
4つのポートは全て3.0対応で転送速度にも問題がなく、斜めに切り立ったスペースにUSBを差し込んでいくというのもおしゃれでおすすめです。
USBハブの選び方・ポイント
USBハブを選ぶ際のポイントを簡単に上げるとしたら規格やサイズ、ポート数と電源供給が必要かどうかという部分が挙げられます。
それぞれの詳細はこれから解説します。
接続したい機器の数に応じたポート数のある物を選ぼう
USBハブを選ぶ上で大切なのはUSBポートの数、ポート数が足りていなければ目的の接続機器を全て接続できない事態が起こるため確認が必須になります。
必要最低限な物としてキーボードとマウスの2口、さらにボイスチャットをするならマイク用、ゲームをするならゲームパットなど使う人それぞれによって異なるでしょうから自分にあった物を選んでみてください。
私の場合はUSBハブのポート数が10個あればとりあえず足りています。
2018年なら規格はUSB3.0↑が基本(USB2.0 3.0 3.1)
USBの規格はこれまでにUSB1.1、USB2.0、USB3.0、USB3.1といったものが出てきました。そして現在の主流になっているのはUSB3.0です。
USB3.0は以前の主流だった2.0よりも転送速度が約10倍速い5gbps(5000mbps)という理論値を持っており、実際の転送速度も十分なものになっています。
この転送速度が役に立つのは外部HDDなどデータのやり取りを行う場面がメインですが、最近は主流として大抵のUSBハブに対応しているので選んで問題ありません。
ちなみにUSB3.1になると3.0の二倍速という驚異的な転送速度を持っています。
安定した接続を求めるならセルフパワーを選ぶ(セルフパワーorバスパワー)
USBハブにはバスパワーとセルフパワーと呼ばれるものがあり、両者の違いは家庭用コンセントからの電源供給が必要かどうかの部分になります。
バスパワーは電源供給を必要とせずUSBにつなぐだけで使えるタイプでセルフパワーは電源供給が別に必要になるもの、またバスパワーとセルフパワーの両方に対応したUSBハブも販売されています。
バスパワーの使いみち
バスパワーはUSB接続だけで使えるため便利に見えますが、電源供給されていない分力は弱いのでキーボードやマウスといった機器の接続に使われます。
セルフパワーの使いみち
セルフパワーは電源供給が別にされているためキーボードやマウスはもちろん大きなちからが必要なUSB接続機器を動かすために使われます。
またたくさんのUSB接続機器を繋ぐときもバスパワーでは足りない場合セルフパワーでは容易に使えるためこちらを選んで間違いはありません。
ただしセルフパワーの欠点はコンセントの差込口を一箇所占領してしまうこと。また外出時にはコンセントなないと使えないというのもデメリットなので自宅向きです。
そのため対して機器を接続しない方で外出時にも使うならバスパワーのほうが持ち運びには向いています。
デザインは自分好みな物を!
USBハブはパソコンにあった無機質なデザインのものがあり、大抵は同じようなデザインばかりにも見えますが意外とおしゃれな商品もあります。
ピンク色の可愛らしいものがあれば中身がスケルトンで透けて見えるありそうでないカッコいい物も揃っているのでデザインは気にしておきたいところ。
クラシカルな見た目やダンボのデザインもかわいいです。
ケーブルの長さをチェック
USBハブから出ているケーブルの長さは短いものだと数十センチしかなく長さがたよりないものがあります。
こういうときは延長ケーブルを購入することで対応することも可能ですが、長いとかさばったり転送速度が遅くなってしまうこともあるので出来ればそのままで使いたいところです。
邪魔にならない方がいいなら磁石タイプも
この機能がついているものは私も使っていたことがあるのですが、USBハブの本体が磁石のようになっていてパソコン周辺機器の金属機器にくっついて使うことができるものがあります。
例えばテーブルが金属製でくっつけることが出来れば何かと邪魔にもなるUSBハブが目立たなくなりキレイに見せられたりするのであったほうが便利かもしれません。
USBハブのおすすめをご紹介
USB3.0ハブ USB Hub拡張 – ARIOUE
内部構造が透けて見えるカッコいいデザインが最高の5ポートUSBハブ。透明でキレイな見た目をしながら使用中のUSBポートは青色のキレイなLEDが輝くため使用状態が手にとるようにわかるというのも魅力的。
プラグアンドプレイでケーブルを差し込んだらすぐに使うこともでき、高速転送も可能で約二年間の保証期間がついているというのもグッド。
DCコンセントを接続するための部分もついているためセルフパワーでの利用も出来て電源供給が必要なデバイスに十分対応します。
USB3.0ハブ 電源付き, atolla 7ポート5Gbps高速 USBハブ3.0 の 拡張+ 4充電ポート
7個のUSB3.0ポートと4個の急速充電対応ポートが付属した大容量のセルフパワーUSBハブ。たくさんのポートにマウスやキーボードはもちろんモバイルHDDその他諸々を接続することができ、安定した電源供給を得て各機器を動かします。
USBポートそれぞれの隣についたボタンは飾りではなくワンタッチでオンオフ出来る優れもので抜き差ししなくても電源切り替えできるのがとても魅力的。
高い機能性を持つ良品なため価格は5,000円ほどするというUSBハブにしては高い部類になっていますが、たくさんの機器を接続する方は満足感のある買い物になるでしょう。
iBUFFALO USB3.0ハブ 4ポートセルフパワータイプ BSH4A08U3BK
セルフパワーとバスパワーの両方に対応したシンプルなデザインがデスク周りとの調和を乱さない4ポートのUSBハブ。
重厚な外見を持っている本体には磁石の力でオフィスのデスクなどにくっつけることを可能にしていてスタイリッシュな設置ができます。
LANポートを搭載していないタブレット類にLAN接続させる機能までついた3ポート付きのUSBハブ。
難燃性のアルミ素材を使ったシンプルなデザインを持ち、購入後一年以内に不良が起こった場合は同じものを交換してくれる保証がついている商品です。
可もなく不可もなく使えながら質感にはちょっとした高級感を感じることもできるのでなにかとおすすめしたい1品と言えるでしょう。
PLANEX ダンボーUSBハブ DB-HUB01 バスパワー USB2.0 4ポート
大人気キャラクターのダンボーを模したデザインがとても可愛らしい4ポートのUSBハブです。
かわいいUSBハブが好みな方にはおすすめの商品ですが、難点は対応するUSBが2.0になっているという点でした。
ORICO USB3.0 ハブ 4ポート スマホホルダー & HUB バスパワー 5Gbps 高速 ハブ 100cmケーブル付き ブラック SHC-U3
三角のデザインが使いやすい4ポートの接続口と長いケーブルを持つ機能的なUSBハブ。
三角の接続口の背面にはスマホスタンドがついているため立てかけられるというのも魅力的です。
スマホのデータ転送をしながらも立てかけてついでに映画を見たり出来るので何かと便利なおすすめUSBハブと言えます。
エレコム USB3.0 ハブ 4ポート バスパワー マグネット付 ブラック U3H-S418BBK
程よい傾斜が差込口を豊かで使いやすいものにする4ポート搭載のUSBハブ。
内蔵された個別スイッチはボタン一つで簡単に電源のオンオフを切り替えることができ、強力なマグネットが搭載されているためスマートな収納を可能にします。
緑色のLEDがキレイに光るのもポイント。
Onvian USBハブ 3ポート
1つのUSB3.0接続口と2個の2.0接続口を持つ超軽量・超コンパクト・超安いUSBハブ。
USaJハブとしての機能性を還付なきまでに排除した超シンプルな製品なので超簡単に使いたい人には超おすすめです。
USBハブを使ってたくさんの周辺機器を接続しよう!
市販のおすすめUSBハブや選び方のポイントなどを紹介させていただきました。
USBハブは小さな機器でありながら必須になっている力持ちな周辺機器として大活躍するアイテムですから、USBポート数に不安のある方や既に足りていないという方は是非自分にあった物を選んでみてください。
中にはおしゃれなものから実用性を高めた機能的な商品などいろいろあります!