リアルタイムに自室の様子や自分の姿をパソコンに取り込むことが出来るウェブカメラは、顔出し通話、顔出し生放送といった用途に使われていたり、以前より高度な機能がついたことで防犯カメラのような役割を持つものまで登場しています。
また各メーカーも参入しやすいウェブカメラ業界に参入したことで、数多く製品が販売されているため選び方がよくわからないという方もおられます。
そこで今回はウェブカメラに着目。おすすめの選び方や商品について紹介していき、失敗しないウェブカメラ購入の手助けをさせていただきます。
顔出し通話に便利なウェブカメラは撮影・放送に便利
顔出し通話や生放送に便利なウェブカメラとは、パソコンにUSBなどで接続したカメラを通してインターネット上に配信出来たり、スマホなどでリアルタイムでモニタリングすることが出来る便利なカメラです。
外出中ならモニタリング用途に使えて留守番中のペット、子供たちに異常がないかを確認でき、自宅にいても常に録画をすることで決定的瞬間を逃がさずキャプチャします。またディスコードなどを使えば顔出し通話も可能、生放送で踊ってみたりするのにも役立ちます。
リアルタイムでキャプチャできるのと、価格を購入しやすいように抑えられている点を考慮したら超高画質な物は販売されていないですが、最近では主流の1080P対応ウェブカメラも登場しているため、それなりの画質を堪能できます。
顔出し通話や放送におすすめ│人気ウェブカメラベスト3選
これぞ最安?コスパ最強ウェブカメラ
Logicool ロジクール C270m
ロジクールから販売されるC270mはウェブカメラ界隈で最安に近い1,000円切りで販売されているコスパの優れた大人気モデル。販売台数も多く、安価なウェブカメラで良いものが欲しいという方や初めての購入におすすめです。
720P画質は一昔前の質になるものの、映像だけでなく静止画の撮影も可能、光量に合わせて明るさを自動調整する機能もあるため、暗がりでも見栄えよく撮影出来ます。
ロジクール独自の技術「Right Sound」搭載のC270mは周囲のノイズを排除するノイズキャンセリングがついているためクリアな音声通話も可能になり、1台目に買う分には申し分ありません。
評判としては安かろう悪かろうといった具合です。
値段と品質のバランスが優れた良ウェブカメラ
Logicool ロジクール HD プロ ウェブカム c920r
1万円以下のウェブカメラの中では値段対質のパフォーマンスが最も優れているのではないかといわれるc920rは1500万画素の静止画像の撮影を最短距離7cmから行うことができ、1080Pの映像をキレイに撮れるモデルです。
デュアルマイクと呼ばれる2本のマイクが搭載されるおかげでどの位置から音声が入っても漏れなく伝わるのが魅力的。またインターネット接続にも対応するのも便利で、撮影した映像はスマートにアップロードすることも出来ます。
ウェブカメラの品質は1,000円→3,000円と来て6,000円でまた格段に上がりますので、それに見合ったクオリティとしては申し分ありません。
c920rの半額!やや控えめ優秀ウェブカメラ
LOGICOOL HDウェブカム フルHD動画対応 C615
1,000円では安すぎるけど6,000円は出したくない・・・そんな願いを叶えるC615は3,000円台で購入可能な真ん中の価格帯に入るモデルです。1080Pのオートフォーカスによる撮影は自動でキレイな映像を撮影することができ、ビデオ通話の際は720Pで配信が可能になっています。
ポータブルデザインになっている足場はスマートで、3脚を取り付けることで360度撮影が可能に。アプリケーションの対応状況も悪くないためスカイプでもお使いいただけます。
折りたためば持ち運びやすいサイズ感になるのも魅力で、携帯性に優れたどこでも使いたいウェブカメラとしておすすめです。
顔出し通話や放送におすすめのウェブカメラはどう選ぶ?
ウェブカメラの選び方で大切なのは画質に影響する要素と目的に応じた機能性です。今回はそういった点に着目して、選び方を必須のチェックポイント、任意のものに分けてご紹介します。
おすすめ必須選び方│高画質に必要な要素(解像度・フレームレート・画角)
高画質なウェブカメラに必要な要素は解像度、フレームレート、画角の3点が挙げられますので、詳しく解説します。
細かい部分までキレイに撮れる解像度
ウェブカメラで撮れる映像について解像度の数値は高ければ高いほど細部までキレイに見ることができます。現在はテレビモニターが4Kなどありますが、ウェブカメラだと720Pや1080Pが主流といったところです。
解像度にこだわりを持ちたい場合は現在なら1080Pが主流ですから、ウェブカメラを購入する際も1080P表記のあるものがおすすめ。
特に生放送や顔出し通話で相手に対して文字や細かい部分まで見せたいのであれば、1080Pで間違いありません。また、単純に表情などを映すだけならそこまで解像度はいりません。
激しい動きをしっかり捉えるフレームレート
フレームレートは映像の滑らかさを示す数値で、FPSなどとも呼ばれています。この数値は1秒あたり何枚の画像で映像が構成されているのかと言い表すことも出来るため、高ければ高いほど滑らかになります。
基本的には15fpsあれば十分相手に表情は伝わるものの、最近は30fpsが多く次点で60fps、高性能なモニターで144fpsになったりします。
しかし数値が高いほど滑らかになる一方で、相手のインターネット回線によってはこっちが滑らかでも相手に伝わる映像はカクカクしていたりするためそこまでこだわりを持つ必要はないかもしれません。
基本的に30fpsが普通のゲームに多いフレームレートですから、ウェブカメラもその程度あれば十分でしょう。
人間で言う視野角を表す画角
画角は人間で言うところの視野角、つまりウェブカメラのレンズを通してどれだけの範囲を映し出せるのかという部分になります。一般的には75度くらいが自然な映像として映しやすく、180度に近いほど広角レンズのように範囲が広いものの不自然な感じで映りやすくなります。
そのため普通に使う分には画角にそこまでこだわりのない通常モデルがおすすめで、防犯や監視目的など幅広く映したい方は画角が広いものをおすすめすることになります。
ちなみに自宅で顔出し通話や生放送をする時に画角が広いと便利ですが、広いほど映したくないものまで映り込むデメリットがあることに注意して。
おすすめ任意選び方│使用用途をチェック(通話・監視・防犯・レッスン)
使い方に合わせた選び方をご紹介。
顔出し通話に使いたい
顔出し通話に使用するウェブカメラはそこまで機能は必要がなく、3,000円から8,000円程度で購入出来る一般的な物で十分です。あったとしても音声と映像が撮れればそれだけで十分ですから、あまりこだわらなくていいでしょう。
とはいっても安すぎると画質が粗くて顔出し通話の際に相手に見せる自分の顔が汚くなってしまいますから、その点だけ注意してください。またウェブカメラがスカイプやディスコードに対応しているかは確認したいところ。
と言っても基本的にUSB接続できるウェブカメラはどんなものでも問題なく使えるはずです。
子供やペットの様子を常に見たい
外出中にペットや小さなお子さんがお留守番をするという場合はその様子を見たいもの。そんな時は夜間撮影やリアルタイムで映像が見れる機能がついたウェブカメラがおすすめです。
特にリアルタイムで映像が見られれば何らかの事故が起きたとしても外にいながらすぐに気づくことができ、対策に遅れを取りません。活用例として夏場にエアコンをつけっぱなしで出ていったのに、なぜか外出中にエアコンが切れてペットが暑さに苦しんでいるのをすぐに気づいたり出来ます。(実例あり)
またペットの様子をいつまでも観察したいという場合は録画機能があってもいいでしょう。
泥棒の決定的瞬間を逃さない防犯
防犯目的でウェブカメラを設置する場合に欲しい機能は、犯行の瞬間を逃さない録画機能、外でも問題なく利用できる防水防塵機能、暗がりでも動くものをしっかり捉える夜間撮影機能、どんな場所にも設置可能なワイヤレス機能、インターネットを通してスマホやパソコンにリアルタイムで映像を送り出す機能など5点です。
特にワイヤレス接続が出来れば犯行に及ぶ人にバレることなくウェブカメラを設置しやすくので大切、またリアルタイムで映像を見ることが出来れば、常時監視することで緊急時にスマートに対応することも出来るのでおすすめです。
防犯に有効なウェブカメラは高性能な物が多く少々お値段は張りますが、監視カメラと比べたらかなり安価で実装出来るので探してみて。
英語などの顔出しレッスンに
インターネットが充実している現在では塾などに通って勉強する必要がないオンラインレッスンが親子供の間で人気を集めています。例えばオンライン英会話スクールというのが特に人気で、スカイプなどのビデオ通話が出来るソフトを使ってウェブカメラで教育を受けるのは定番です。
そんなオンラインレッスンなどに使いたいウェブカメラは映像としてのクオリティも表情を見るために必要ですが、音声の質も良いものを使うのがおすすめです。
また、オンラインの場合はこちらのウェブカメラが高性能すぎても相手の回線が弱いと転送・通信速度の問題で逆に相手側にしっかり届かない可能性があります。そのため映像を控えて音声にこだわりを持ってみるのもいいかもしれません。
その他おすすめ選び方│設置法・価格・機能・音声
その他そこまでは必要ではないものの、こだわりを持ちたい方向けの選び方を4点ご紹介。
カメラが動かない安定した設置
ウェブカメラを設置するときはモニターのフチを挟み込むような方式が取られることが多くあります。そんな中で安定した設置ができるかは重要で、勝手にカメラが動いてしまっては映したくない場所を映す可能性もあります。
そうならないためにもウェブカメラの設置方式と、実際に設置した場合に安定しているかどうかの口コミは確認することをおすすめします。
また、ウェブカメラが有線の場合は線が邪魔で設置が自由に出来なかったり、線を引っ張ってしまうこともあるので、出来ることならワイヤレス接続ができるタイプを選んでみるというのも1つの手です。
価格は性能差が激しく生まれる
ウェブカメラは安いもので1,000円を切る圧倒的に手軽に手に入るものがあれば、3,000円程度のコスパに優れたモデル、10,000円以下の一般的なモデル、10,000円以上の高価なモデルまでピンからキリまであります。
その中で大きく現れるのは性能差で、1,000円以下は安かろう悪かろう程度の安易な作りから10,000円以下だとそこまで差はありません。
そして10,000円を超えたあたりから高性能になったり、防犯や多機能になっているものが登場する傾向にあります。
簡単に利用するだけなら10,000円以下で十分ですが、夜間モードや防犯に優れた機能が欲しい方は10,000円以上の物から選んでみるのがおすすめです。
その他機能で面白く
夜間撮影が可能なモード、ドライブレコーダのように撮影できるもの、外出中でもスマホやパソコンに映像を送りモニタリングできるもの、ペットへの餌やりその他色々な機能がついたものが販売されているので、面白い機能がついたものがあったら選んでみるといいと思います。
映像だけじゃなく音声にもこだわりを
ウェブカメラは映像を取り込めるのが通常の機能としてあるものの、それ以外にも音声を取り込めるものがあります。
蔑ろにされがちな音声に関しては安いものだと劣悪だったりするため、音声にもこだわりたい方はポイントとして確認してみて。
とは言っても本当に音声にこだわりたい場合、映像はウェブカメラで撮影して音声は性能の良いマイクで別撮りするという方法が取られるでしょうから、好みに合わせて探してみては。
ウェブカメラを販売するおすすめメーカーは?
ウェブカメラを販売するメーカーは数多くあるものの、一番有名なのはロジクール、意識の高いところでレイザー、以下エレコム、サンワサプライ、バッファローが安価で購入しやすいものを販売しているイメージになります。
ここで紹介するメーカー以外にもウェブカメラはありますが、これ以上のメーカーだとその他事業で培った技術を生かした高性能な物が登場してきます。
ロジクール
エレコム
レイザー
サンワサプライ
バッファロー
ウェブカメラおすすめ紹介
ウェブカメラで楽しく顔出し通話・生放送しよう!
スカイプやディスコードを使った顔出し通話に便利なウェブカメラは生放送にも大活躍。ということで今回はウェブカメラの選び方を紹介すると共に、おすすめ商品をいくつかピックアップしていきました。
以前と比べても格段に安く、高性能になってきたウェブカメラは画質や音質にこだわりを持つモデルはもちろん、便利な機能を有する物まで幅広く展開されています。
防犯なら動体検知機能がついたモデルや夜間撮影が可能なモデルを、画質にこだわりを持つなら1080P対応の物を選んでみるなど、自分の目的にあった商品を活用してみて。